分倍医院
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白うさぎ通信 No. 26 (2012年10月号):ワクチン接種と特定健診

更新日: 2012-10-1

●● ワクチン接種 ●●●

今年もインフルエンザ、肺炎の流行するシーズンになりました。超高齢社会を迎えた日本では4人に1人が65歳以上です。近年、肺炎は日本人の死因第3位に上がり、その予防の重要性が増しています。
 インフルエンザは小児と高齢者で重篤になることが多いと言われます。さらにインフルエンザにかかると線毛上皮や気道上皮の機能障害を引き起こし、細菌性肺炎に罹患しやすくなります。したがってインフルエンザと肺炎をセットで予防することが、生命を守ることにつながるのです。

成人用の肺炎球菌ワクチン(ニューモバックスNP)を接種すると抗体価が長期間維持できます。5年に1回の接種が推奨されます。(5年未満の短い間隔で再接種すると副反応が出やすい可能性があります。)
また、インフルエンザは今年も流行が予想されており、11月末までにインフルエンザワクチンの接種を受けておくのがよいと考えられます。

インフルエンザワクチンは全ての年齢の方が接種すべきです。一方、成人用の肺炎球菌ワクチンは、『65歳以上の方全員』および『65歳未満の方のうち、心臓や肺の慢性疾患、糖尿病、その他免疫が低下する慢性疾患がある方』に強くお勧めします。初回接種、再接種(前回から5年以上経過)ともに当院で可能です。どうぞお気軽にご相談下さい。

●●● 特定健診 ●●●

府中市特定健診をお受けになった皆様、結果はいかがでしたか?特定健診の最大の目標は、働き盛りのひとが突然倒れるのを防ぐことです。「メタボ健診」とも呼ばれるように、内臓脂肪の増加により生じるメタボリック症候群、高血圧、糖尿病、脂質異常症などの早期発見が目的です。これらの病気を知らずに放置していると将来心筋梗塞や脳梗塞など重篤な病気になるリスクが高まるからです。生活習慣の改善指導や、必要に応じて治療薬の導入を行い病状を改善します。
また、異常値の背景に腫瘍などの思わぬ疾患が隠れていることがあります。健診結果をもとに必要な診察・検査を受け、ご自身の健康を守ることが大切です。

当院ではメタボリック症候群の詳しい評価を
● 脈波測定(いわゆる「血管年齢」の検査)
● 眼科医師による動脈硬化の判定
● 頸動脈エコー
で行い治療に役立てています。

また、メタボリック症候群と関連のある骨粗鬆症、肝機能障害などの合併症も
● 骨密度測定
● 腹部エコー
を行い、見逃さずに同時に治療することが可能です。

生活習慣は人それぞれ違いますし、仕事・育児・家族介護などで多忙な方が多いと思います。皆様ひとりひとりに適した治療法を選択することが重要です。薬剤が必要な方については副作用のより少ない処方から開始します。診察室でじっくり対話しながら治療を組み立てることを心がけています。